
止まらない娘の自傷と崩れていく母
娘が自傷行為を繰り返すたびに応急処置を続けてきた母親は、心労が限界を迎えていました。
「いつまでこんなことをしなくちゃならないの…」
大切な娘をどう守ればよいのか分からず、心はぐちゃぐちゃ。
さらに深刻なことに、家族内での温度差が母親をさらに苦しめていました。
母親だけが強い危機感を抱え、父親は「そのうち落ち着くだろう」と静観。
父親の態度が腑に落ちず、不安が強まるばかり。
この温度差が母親をさらに孤立させ、娘の傷つきを加速させていきます。
誰にも相談できず、ただ娘の腕の傷を見つめながら、どうにもできない現実に押し潰されていくのです。

「早く相談すれば良かった」
JECセンターへ相談される家庭の多くは、すでに限界を超えています。
娘の自傷行為(リストカットやODなど)に加え、学校やバイトの欠勤、感情の爆発、そして家出など。
母は心も体も擦り切れ、家の中は緊張で満ち、夫婦間の会話さえギクシャクする。
そんな状態で来所したある母は、最初の面談で涙を抑えられませんでした。
「こんな話、誰にもできなかった」「責められると思っていた」
しかしスタッフは否定せず、母の苦しさを正面から受け止めます。
そして娘さんの行動の背景にある“心の痛み”を一つずつ紐解いていき、母に共感を示しました。
母はその瞬間、長く自分を締めつけていた罪悪感が少しだけ緩んだと話します。
「もっと早く来れば、あの子も私も、こんなに苦しまなくて済んだのかもしれない」
——その言葉は、ほとんどの母が口にする本音です。

専門家介入がもたらす“再生のスピード”
自傷行為は決して母のせいではありません。
しかし、家庭内の関係性やすれ違いが娘の孤独を深めてしまうことはあります。
だからこそ、JECセンターは“親子を同時に支える”ことに重きを置きます。
娘さんの感情の起伏、対人不安、承認への渇望を理解しつつ、母の不安や疲弊を丁寧にケアする。
その両輪がそろうと、驚くほど回復のスピードが上がります。
これまで何年も停滞していた親子関係が、わずか数週間で前進し始めることも珍しくありません。
娘さんが初めて「話を聞いてもいいよ」と扉を開いた時、母は涙をこらえながら「やっと届いた」と感じます。
専門家の介入は、家族が抱えてきた苦しみの時間を短縮し、回復までの道のりを最短で整えていく力を持っています。

苦しみの時間を減らし、前に進める家族へ
母が自分を責める気持ちから解放されると、娘の表情も変わり始めます。
母が落ち着きを取り戻すと、娘の心の波も少しずつ穏やかになり、これまで壊れたままだった会話の流れが再び戻ってきます。
JECセンターとともに歩んだご家庭の多くが、「あの苦しみの時間がこんなに短くなるなんて」と語ります。
もう母ひとりで抱え込む必要はありません。
自傷行為という重い現実を前に、家族だけで解決しようとするのは限界があります。
早く相談すればするほど、再生のスピードは確実に上がります。
娘さんの未来も、母の心の平穏も、ここから取り戻すことができます。
今からでも、間に合います。

*JECセンターは、20年以上に及ぶパーソナリティ障害の臨床研究と回復の実績を持つ。
元臨床心理士(現:施設顧問)佐藤矢市が考案した“心理休養”に基づいたサポートを提供しています。
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