クレジットカードの請求書と、閉ざされた娘の心

 

「なんで私のことを信じてくれないの?」

 

リビングで怒鳴る娘の声が、母であるM美さんの心に突き刺さりました。

 

高校卒業後、昼夜逆転の生活を送り始めた娘さんは、大学にも就職にも興味を示さず、夜の世界に飛び込み、やがてホストクラブに通い詰めるように。

 

最初は、ただの遊びだと思っていたM美さん。

 

しかし、ある日届いたクレジットカードの請求額は70万円超。

 

娘が母のカードを無断で使用していたのです。

 

問い詰めると、「返すから!」と逆ギレし、ついには「もう母と話したくないと家を飛び出していきました。

 

 

その日を境に、M美さんは食事も喉を通らなくなり、職場でも涙が止まらず早退する日々。

 

毎晩、連絡がつかない娘を思いながら、「この子の未来は、いったいどうなるのだろう」と、眠れぬ夜が続きました。

 

ホストに依存する若者の多くは、自己肯定感が低く、誰かに認められたいという欲求から過剰な交遊関係にのめり込みます。

 

親からの言葉は“責められている”と受け取られがちで、逆に心の距離が開いてしまうことも。

 

重要なのは、行動の背後にある「心のSOS」を見逃さないことです。

 

心理学では、「反社会的行動は内面の苦しみの表現」であるとされています。

 

本人にすら自覚のない傷が、問題行動として現れているのです。

 

だからこそ、本人だけでの回復は難しく、専門的なサポートが必要です。

 

 

そこで注目されているのが【JECセンター】です。

 

JECは心理ケアに特化した全国でも数少ない民間の入所施設であり、当施設は、問題行動を起こす若者に寄り添いながら、心の回復と生活の再構築を支援する施設です。

 

安心できる環境の中で、自己と向き合う時間を持つことで、依存から脱し、将来の選択肢を自ら取り戻していく若者が数多くいます。

 

「うちの子を施設に預けるなんて、無責任じゃないか」

 

そんな不安を抱く親御さんは少なくありません。

 

ですが、JECに相談に来られた方々の多くが、「もっと早く頼ればよかった」と語っています。

 

大切なのは、親御さんとしての限界を認め、今できる“最善”を尽くす勇気を持つこと

 

それは決して育児放棄ではなく、親子の関係を修復するための出発点です。

 

 

JECでは、子どもだけでなく親御さんも学ぶ機会があります。

 

問題行動の背景にある心理や、再発を防ぐ接し方、信じて見守る姿勢など、家族全体の再生を支える体制が整っています。

 

また、今いる環境から離れることで、本人が冷静になり、自分自身を見つめ直す時間が持てるのも大きな利点。

 

これは、ホスト依存のような行動をリセットするための大きな一歩です。

 

本人が来られない、もしくは来たがらない場合でも上記に記載している電話番号やメールアドレスにお問合せいただき、親御さんが決断し、相談、見学、面談という行動を起こすことで状況は大きく変化するきっかけになるはずです。

 

どうか、「子どもを預けること=親の敗北」だとは思わないでください。

 

私たちJECは、子どもと親御さんが再び笑顔で向き合えるよう、親御さんでは入り込めなかった、わからなかったところを家族の一員として全力でサポートいたします。