「もう限界…」母が涙した夜の出来事
夜中の2時。高校を辞めた娘が帰宅し、母の小言に突然怒鳴り声を上げた。
「うるさい!黙れ!」と叫び、テーブルを叩く音。
母はただ震えながら立ち尽くすしかなかった。
次の日も、母が部屋に入ると「勝手に入るな!」と物を投げつけられる。
それでも「この子を守りたい」「見放したくない」と思う自分がいる——。
そんな気持ちの狭間で、母は一人きりで泣き崩れた。
これは、子どもから親への家庭内暴力に苦しんでいたある家庭の話です。
家庭内での暴言や暴力は、単なる“反抗”ではなく、「誰にも理解されない苦しみ」や「助けて」という心の叫びであることが少なくありません。
そのため、JECセンターはその“見えないSOS”を受け止めることを何よりも大切にしています。
暴言や暴力の背景にある「助けて」
専門的に見ると、娘が暴言や暴力という形で親に当たる背景には、単なる憎しみや恨みでは語り切れないほど複雑な理由があります。
「どうせ私なんて誰にも認めてもらえないんだ…」
そのような思いを言葉にできず、攻撃という行動で表してしまっていることも少なくありません。
親からしたら「また怒ってる」「何がそんなに気に食わないのか」と受け止ってしまう一方で、娘は「もう誰にも理解されない」と、ますます負の感情を強めていってしまいます。
こうしたすれ違いの流れの中に、“親子の心の断絶”が生まれるのです。
「助けて!」と叫びたい娘の心の状態は、「心理的な飢え」と捉えます。
そのような娘さんには、まず安心できる場所(人のそば)で心理的な休養を取ることにより、荒んだ感情を静めていきます。
SOSを拾うため、父が流した涙
JECセンターは、娘さんの言葉にならない「助けて」を拾うために、“娘だけではなく親御さんにも”同時にサポートを行います。
親御さんと一緒に「なぜ娘は暴言をぶつけないと気が済まないのか」「どこで娘と親はすれ違っているのか」を一緒に整理しながら、再び娘さんと向き合うための準備を進めていきます。
娘さんに対しては、スタッフがまるで家族の一員のように親身に寄り添うことで、娘さんが心の奥で抱えていた“本当の気持ち”を引き出します。
そして、その内容を親御さんと共有することで、「娘が何を求めていたのか」を一緒に理解していくことができるのです。
実際に、娘の家庭内暴力に悩まされていた父親はこう語っています。
「怒り狂っているように見えた娘の中に、“寂しさ”があったと知った瞬間、申し訳なくて涙が止まりませんでした」
その父親が流した涙こそ、親が娘を理解しようとする姿勢そのものであり、娘の心に響く一番の特効薬なのです。
親子の対話を支えます
暴言・暴力の渦中にある家庭は、周囲に相談することをためらってしまうことが多い傾向にあります。
そのため、親御さんだけで全てを抱え込み、「親の責任」と思い込んで孤立してしまいがちです。
しかし私たち専門家の立場から言わせていただくと、親が一人で抱え込む必要は全くありません。
むしろ、娘がもたらしてくれた家庭内の危機的状況は「ピンチ」ではなく「再出発のチャンス」として支援します。
JECセンターには、そのチャンスを形にするための準備が整っています。
心理ケア、生活環境のリセット、家族サポートを一体的に行い、行政の領域では届かない“家族の心のケア”に特化しています。
娘さんの暴言や暴力は、決して「親を憎んでいる」わけではありません。
その奥には、「わかってほしい」「助けてほしい」という声が隠れています。
どうかその声を、JECセンターと一緒に受け止めてください。
*JECセンターは、20年以上に及ぶパーソナリティ障害の臨床研究と回復の実績を持つ。
元臨床心理士(現:施設顧問)佐藤矢市が考案した“心理休養”に基づいたサポートを提供しています。
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