娘の「笑顔」が戻らない理由

 

「今日もまた行ってるみたいなんです、メンコンに…」そう話すBさん(仮名)は、17歳の娘の外出先を探るたびに胸が苦しくなると言います。

 

娘はここ数ヶ月、学校にもほとんど行かず、メンズコンカフェの常連になりました。

 

男の子たちと写真を撮ってはSNSにアップし、スマホばかり見ては深夜に帰宅。

 

注意すれば逆ギレ、何を言っても届かない。

 

「どこで育て方を間違えたんだろう」「本当は、ちゃんと向き合ってあげられてなかったのかも…」そう自問自答する日々に、Bさんは疲れきっていました。

 

 

「娘を施設に預けるなんて、親失格だと思われるかもしれない」「自分がなんとかすべきだと思ってしまう」「見放したと思われたくない」—多くの親御さんがそう感じ、なかなか踏み出せません。

 

でもその裏には、「周囲の目」や「他人の評価」といった他人本意な想いがあるのも事実です。

 

さらに、娘さん自身も「回復なんかしたくない」「今の生活が一番楽」と感じていることがあります。

 

親御さんが願う“元の姿”に戻ることが、娘さんにとっては「我慢」や「孤独」に感じられてしまうのです。

 

 

必要なのは、「どうしたら娘を変えられるか」ではなく、「どうしたら親自身が変われるか」という視点です。

 

JECセンターは心理ケアに特化した全国でも数少ない民間の施設であり、当施設では、親御さんが現状を学び直し、娘さんとの向き合い方を見つめ直せる「親が学べる講座」を提供しています。

 

そこでは、依存・家庭内不和・発達障害など、表面的な行動の裏にある背景を知ることで、親御さんとしての接し方を根本から見直すきっかけが得られます。

 

「どうしてこんなことになったのか?」と嘆くより、「今から何ができるか?」を考えること。

 

その第一歩が、娘さんにとっての回復の入口になるのです。

 

 

JECセンターでは、受診拒否や発達障害を抱えるお子さんも含め、一人ひとりに合わせた心理的ケアを行っています。

 

学校でも家庭でもない第三の場所で、安心できる関係性と新しい価値観に出会うことが、娘さん自身の視野を広げていきます。

 

また、親子関係の再構築には、適切な距離感と信じて見守る姿勢が欠かせません。

 

JECセンターでは、再発防止のための具体的なサポートを、入所中だけでなく卒業後も継続して行っています。

 

 

「本当は、娘のためなら何でもしたいんです。でも怖いんです、自分が変わるのが…」そう話していたBさんは、講座を受けた後、こう言いました。

 

「娘のせいじゃなかった。私がちゃんと見ようとしていなかったのかもしれない」と。

 

親御さんが変わろうと決めたその日から、娘さんの目の色も、言葉も少しずつ変わっていきました。

 

もし今、どうしたらいいか分からなくなっていたら、まずはJECセンターへご相談ください。

 

本人が来られない、または本人が来たがらない場合でも上記に記載している電話番号やメールアドレスにお問合せいただき、親御さんが決断し、行動を起こすことで状況は大きく変化するきっかけになるはずです。

 

一人で抱え込まず、あなたの一歩を、私たちが全力で支えます。