娘の美容整形依存とは
本ページで扱う支援対象は、主に15〜30代の女性を想定していますが、未成年・成人を問いません。
学生・無職・就労者のいずれも含み、特定の属性や立場によって限定されるものではありません。
本ページにおける「娘の美容整形依存」とは、二重整形や鼻・輪郭形成、注入系施術などの美容医療を繰り返し受けることで、金銭管理・生活維持・対人関係・自己評価に深刻な支障が生じている状態を指します。
単発の美容施術や合理的な医療的判断とは区別され、施術の反復が長期化・固定化し、周囲の制止や説明が機能しなくなっているケースを想定しています。

よく見られる特徴
・施術結果に対する満足感が短期間で薄れ、次の施術を強く求める
・費用総額やローン残高を正確に把握できていない
・外見評価への過度な執着により、日常生活や対人関係が不安定になる
・家族からの指摘に対し、強い反発や関係断絶が起きる
・醜形恐怖などから、極端な整形へのこだわりが見られる
これらの状態は、単なる美容意識の高さではなく、自己評価の不安定さや安心感の欠如と結びついていることが少なくありません。

美容整形依存の構造
美容医療は、効果の即時性やビフォー・アフターの可視化により、短期的な達成感を得やすい特徴があります。
また、SNSや口コミ文化によって比較対象が無限に拡大し、
・「もっと良くできるはず」
・「まだ完成していない」
といった認知が強化されやすい環境に置かれています。
その結果、施術行為が自己否定の軽減や不安調整の手段として機能し、反復行動へと移行していきます。

医療・行政との関係(空白期間)
美容整形依存は、必ずしも精神疾患として診断されるわけではありません。
そのため精神科医療や行政支援の対象から外れやすく、問題が個人や家庭の中で進行するケースが多く見られます。
この領域は、医療・行政・司法のいずれも本格的に介入しにくい「空白期間」に位置づけられ、家族が対応を抱え込みやすい問題領域です。

JECセンターの支援範囲
JECセンターでは、美容整形を力づくでやめさせることや、施術の是非を判断することを目的とはしていません。
重視しているのは、施術行動を支えている生活環境・金銭構造・人間関係・自己評価の在り方を整理し、再構築することです。
具体的には、
・入所による生活リズムと金銭管理の再構築
・外見評価から距離を取れる生活環境への調整
・第三者を交えた親子間の話し合いの場の設定
・本人の同意形成を重視した段階的支援
を通じて、外見以外の価値軸を持てる状態を目指します。

JECセンターが行わないこと
・施術を一律に否定・禁止すること
・本人の意思を無視した強制的な入所
・短期間での価値観や性格の矯正
・医療行為や診断の代替
必要に応じて医療機関と連携しつつも、JECセンターは治療主体ではなく、生活と関係性の調整を担う立場を明確にしています。

家族にとって重要な視点
外見に関する指摘や説得は、本人の自己否定感を強め、依存行動を助長することがあります。
家族だけで状況を制御しようとすると、関係が急速に悪化するケースも少なくありません。
第三者が介入し、生活全体を見直すことは、対立を避けながら構図を変えるための現実的な選択肢の一つです。

相談・問い合わせについて
美容整形に関する行動が、支援や環境調整を必要とする段階かどうかは、個別の状況によって異なります。
JECセンターでは、状況整理を目的とした相談を受け付けています。


