1.発達障害の現状
今、病院などではパーソナリティ障害ではなく発達障害で受診をする方々で溢れている。
発達障害はパーソナリティ障害と合併するものであり、
「境界性」「解離性」「回避性」「自己愛性」などあります。
いずれも発達障害とパーソナリティ障害の並存となっています。
そうすることで、障害者手帳などの取得が出来、国の支援をとして、
その先にはグループホームや訪問看護、就労支援などにつなげることも可能になります。
精神障害者保健福祉手帳の取得条件は次のような内容になります。
「何らかの精神疾患により、長期にわたり日常生活や社会生活に制約がある」こと、
「その精神疾患による初診から6カ月以上経っている」ことの2つです。
すべての精神疾患がある人が対象で、具体的には次のような内容です。
統合失調症、うつ病、躁うつ病などの気分障害、てんかん、薬物やアルコール急性中毒またその依存症、高次脳機能障害・発達障害(自閉スペクトラム症、学習障害、注意欠陥多動性障害など)
しかしながら、娘の暴言、暴力、破壊は心の根本の問題です。
病院で処方されるお薬も必要であり、お薬は思考抑制、行動抑制が目的でありますが、
薬だけではパーソナリティ障害の根本的な治療にはならないと多くの精神科医が語っています。
多くの両親は問題行動を起こす(発達障害を含む)の「娘をどう扱っていいのか」などお困りになっている親は多いと思います。
2.娘の暴言、暴力、破壊には意味がある?
娘はなぜ問題行動を起こすのか、
小さい頃は、「落ち着きがない」「話を聞けない」「よく泣き、わめく」などがあります。
最初のうちは、子どもだからと思い、
「大きくなったら聞き入れてくれるだろう」と思っていたが
その後、「不登校になったり、暴言、暴力」に変わっていく事が多いです。
その原因として、発達障害のADHD、ASDなどが隠れていることがあります。
それと並存する形でパーソナリティ障害があります。
「こだわりが強い」「異常なほど綺麗好き」「親が言ったことはほとんど覚えている」などがあり、
親が娘に対し、「恐怖で何も言えなくなる。」
娘の異常行動には隠れた思いがあると考えられ、
「自分の思いをわかってほしい」「聞いてほしい」などがあります。
娘の中に「不安」「恐怖」があり、自分ではどうすることも出来ず、
「リストカット」「OD」をしたり、「暴言や暴力」「八つ当たり」などとして発散しており、
「こうなったのはお前らのせいだ」などを言っているのを聞いたことが多くある。
これは娘が心の中に「生きづらさ」を抱えており、
「どうしてよいのか」「見えない不安や恐怖」と闘っており、自分の中で処理できず、
親に当たり「こんなに苦しんでいるのだから、私の苦しみを分かれ!」と行動で表しているのです。
この原因は家庭不和、両親不仲、人間関係、発達特性がある。
まだ家の中だけで起き、処理出来ているうちは安心するかもしれませんが、
やがて犯罪に結びつく例は少なくありません。早いうちの対応が必要です。
娘さんの回復プロセスとして、家族だけでは出来ません。
心の専門家と連携、協力し、本来の「心暖かい娘さんに戻るため」に、親として強い決断、覚悟が必要です。
親が決めないで誰が出来るのでしょうか!
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