「あの子じゃないみたい」──娘のメン地下依存に苦しむ親の声

 

「メン地下の誰かに会うためなら、借金してでも通いたいって言うんです。夜はガールズバーで働き、学校も行かず、嘘までついて遠征に行く娘を、どうしたらいいのか分からない…」——これはJECセンターにご相談いただいたお母さまの言葉です。

 

メン地下(地下アイドル)に夢中になる娘さんの行動は、最初はただの趣味のように見えます。

 

しかし、いつの間にか家庭の会話は激減し、生活リズムは崩壊。

 

なによりも怖いのは、親の声がまったく届かなくなってしまうことです。

 

「普通の生活に戻ってほしい」と願っても、本人は「自分の人生に口出ししないでと拒絶。

 

多くの親御さんが同じように、深い孤独と不安の中にいます。

 

けれども、その“狂い”とも言える行動の背後には、実は明確な心のサインが隠れています。

 

 

JECセンターは心理ケアに特化した全国でも数少ない民間の入所施設であり、当施設に入所したある娘さんも、はじめは強い拒否反応を示していました。

 

しかし、安心できる環境と心理ケアの中で少しずつ自分自身と向き合っていくうちに、彼女は大きな気づきを得ます。

 

それは「もっとお母さんに甘えたかった」「小さい頃、我慢ばかりしていた」という、自分でも気づいていなかった本音でした。

 

JECセンターの心理宿泊休養では、数カ月間、こうした感情を掘り起こし、整理し、必要であれば保護者との共有も行います。

 

この娘さんも、お母さんへの想いを自分の言葉で伝えることができたことで、関係は大きく前進しました。

 

 

退所後は、夜の世界から離れ、昼のアルバイトにつき「今日お母さんと一緒に晩ごはん作った」「前よりも家の中が明るくなった」と語るようになり、以前には想像もできなかったような穏やかな親子の時間が戻ってきました。

 

これは、ガールズバーやメン地下依存という“表面”だけに目を向けず、心の奥にある“本質”にアプローチしたからこその成果です。

 

親御さんとしては、「メン地下、ガールズバーに対して、なぜこんな行動をするのか」をすぐに理解しづらいかもしれません。

 

しかし、問題行動を止めさせることだけに集中しても、根本的な解決にはつながりません。

 

JECセンターでは、行動の背景にある心理状態を丁寧に見つめ、回復の糸口を探ります。

 

たとえ病院の受診を拒否していても、あるいは発達障害の特性があっても、JECセンターでは個別に応じたサポートが可能です。

 

 

大切なのは、本人が安心できる環境に身を置くこと、そして親御さん自身も“娘との距離感”を学び、信じて見守る姿勢を身につけることです。

 

再発を防ぐためにも、退所後も親御さんが寄り添い続けられるよう、JECではアフターサポートもご用意しています。

 

メン地下依存の悩みは、ひとりで抱え込むほど深刻化します。

 

娘さんを救いたい、関係を修復したいと思ったときが、最も大切な第一歩。

 

どうか、私たちJECセンターにご相談ください。

 

本人が来られない、もしくは来たがらない場合でも上記に記載している電話番号やメールアドレスにお問合せいただき、親御さんが決断し、相談、見学、面談をし、行動を起こすことで状況は大きく変化するきっかけになるはずです。

 

必ず、回復と希望への道が見えてきます。

 

そして、私たちJECが親御さんでは入り込めなかった、わからないところを家族の一員としてサポートします。