・ホストに明け暮れた娘と、手を差し伸べ続けた母の決断
「このままだと、この子は本当にダメになるかもしれない……」
夜な夜なホストクラブへ通い、連絡もろくに取れなくなった娘に対して、母親の美由紀さん(仮名)はそう感じていました。
家に帰ってこない日も増え、何度話し合おうとしても「うるさい」「放っておいて」と拒絶されるだけ。
娘を思い、言葉をかければかけるほど距離ができてしまう。
そんな日々に、彼女の心は擦り切れていました。
ある日、美由紀さんは「ホスト通い 娘 やめさせたい」で検索を重ね、JECセンターという心理ケアに特化した全国でも数少ない民間の入所施設の存在を知りました。
「ここなら、何かが変わるかもしれない」そう思い、相談を決意。
その後、娘を説得し、JECへ連れて行き、長時間の親子話し合いや親の決断の末、最初は強く拒んだ娘も「もう少しだけ信じてみようかな」と入所を決意したのです。
JECセンターに入ってからの生活は、娘にとって“初めて本気で自分と向き合う時間”でした。
同じように苦しみを抱えてきた仲間たちとの会話、決して否定せずに寄り添ってくれるスタッフとのやりとり。
彼女は少しずつ、自分がなぜホストに依存していたのかを言葉にできるようになっていきました。
「自分の価値を他人に決めてもらわないと、不安で仕方なかった」
その言葉に、母も思わず涙が溢れたと言います。
JECセンターでは、ただ依存をやめさせるだけではなく、“どう生きたいか”という将来を一緒に描くことを大切にしています。
自己目標の設定、自信の回復、家族との信頼の再構築――それらを実現する土壌がここにはあるのです。
また、親である美由紀さんも、スタッフからの継続的なアドバイスを受ける中で、娘さんとの関わり方や声のかけ方、適切な距離感を学び直すことができました。
JECは「親子関係のリハビリの場」でもあるのです。
約半年の入所期間を経て、娘はセンターを卒業しました。
現在はアルバイトをしながら、将来に向けて通信制の専門学校に通っています。
先日、美由紀さんの誕生日に娘がポツリとこう言ったそうです。
「お母さん、今までありがとう。あのとき止めてくれて、本当は感謝してる」
それは、長い時間をかけてようやく交わせた、心からの言葉でした。
JECセンターは、“人生を立て直すきっかけ”を与えてくれる場所です。
入所して終わりではなく、その後の人生を自分らしく歩むための準備期間。
娘さんの成長はもちろん、親子が再び「応援し合える関係」を築くためのステップでもあります。
本人が来られない、もしくは来たがらない場合でも上記に記載している電話番号やメールアドレスにお問合せいただき、親御さんが決断し、相談、見学、面談という行動を起こすことで状況は大きく変化するきっかけになるはずです。
そして、私たちが親御さんでは入り込めなかった、わからなかったところを家族の一員としてサポートします。
「うちの子も変われるのだろうか?」そう悩む親御さんへ、JECセンターという選択肢を、ぜひ一度検討してみてください。