かわいくないと生きられない

年頃の娘さんがスマホを開けば、YouTubeやTikTok、X(旧Twitter)やInstagramなどに「美しい顔」「かわいい服」「完璧な体型」がズラリと並んでいます。

 

現代社会の弊害でしょうか、こうした情報に触れると、まるで世の人たちは皆見た目が整っているものだと錯覚してしまいます。

 

こうしたルッキズム(外見至上主義)の影響を強く受け、「可愛くなれば普通になれない」「整形すれば恥ずかしくなくなる」と信じ込む娘さんが急増しています。

 

高校生や大学生はもちろん、中学生の間でも美容整形が日常的な話題となっています。

 

親も親で、娘がある程度の美容整形を受けるのは、美容室に行くようなものだと捉えるようになっていても、不思議ではないのです。

 

ところが、ある母親は娘が「もう少し鼻を高くしたい」「次は目を変えたい」と言い出した頃までは軽く考えていました。

 

しかし、いつまで経っても他人と自分の容姿を比べて泣き出す娘の姿に恐怖を覚え、「これはもう依存ではないか」と感じたといいます。

 

親がいくら止めても、娘は「何もわかってくれない」の一言で話し合いは終わってしまいます。

 

このままでは家庭は孤立し、娘の心はますます遠ざかっていきました。


ルッキズムに支配された整形依存

ルッキズムの思想を色濃く感じる整形依存の娘さんが後を絶ちません。

 

外見の問題は、多くの女性にとって深刻な悩みであり、死活問題です。

 

心理学的に見ると、その根底には「自分に価値がない」「誰からも愛されない」という深い自己否定が潜んでいる可能性が考えられます。

 

つまり、整形依存に陥ってしまった娘さんを救うためには、心のケアが必要であることがわかります。

 

整形依存状態にある娘さんは、自分のことを認められない(受け入れられない)うちは、無価値な自分を取り繕おうとして終わりのない美容整形を繰り返してしまいます。

 

ルッキズムから抜け出すためには、ありのままの自分や他者を受け入れる(認める)ことができるようになる必要があります。

 

そのためには、今の環境から一時的に距離を置き、心理的に休息できる環境で、自分の内側と向き合う時間を確保します。

 

「整形しなければ人前に出られない」という強い不安を一つずつ解きほぐし、感情の整理や自己理解を促していきます。

 

こうして「外見の修正」から「心の回復」へと焦点を移すことが、整形依存から抜け出す第一歩になるのです。


親もまた支援の対象──娘は家族で救う

親御さんの多くは「なぜここまで外見にこだわる子になってしまったのか」と、どこか娘さんのことを理解しきれずにいます。

 

JECセンターでは、そうした疑問や悩みに寄り添い、家族の距離を縮めるための手助けを行っています。

 

娘さんはもちろん、親御さんも一緒になって学び、娘さんの心を知れば知るほど、どうすべきかという道が見えてきます。

 

親御さんが娘さんを想う限り不安や心配は尽きないかもしれませんが、娘さんの心理状態を明らかにしていくことで安心を感じてもらうことができます。

 

JECセンターのスタッフは、まるで家族の一員のように寄り添い、親では入り込めなかった娘さんの“本音”を代弁する役割も担います。

 

こうした地道な理解の積み重ねが、家族の距離を少しずつ縮めていき、娘さんがありのままの自分を受け入れるための安心という名の土台が出来上がっていきます。


「助けを求める勇気」からすべてが始まる

ルッキズムや整形依存の問題は、家庭だけで抱え込むにはあまりに重い心理のテーマです。

 

放置すれば、うつ状態や自傷行為などへと発展していってしまうリスクを含んだ深刻な心理的問題です。

 

「見た目の改造」ではなく「心の安定」を取り戻すために──。

 

親御さんが最初にできるのは、相談という一歩を踏み出すことです。

 

JECセンターは娘さんの心を救うため、親御さんと共に寄り添う準備が整っています。

 

娘さんが再び心の底から笑える日を取り戻せるよう、一緒に支えていきましょう。

 

そのためにも、まずはJECセンターまでご相談ください。

 

 

*JECセンターは、20年以上に及ぶパーソナリティ障害の臨床研究と回復の実績を持つ

元臨床心理士(現:施設顧問)佐藤矢市が考案した“心理休養”に基づいたサポートを提供しています。

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