娘がガールズバーをやめない理由は…
大学に通っている娘が「短期間だけだから」と親に頼み込み、ガールズバーでアルバイトをしていました。
ところが、約束の期限を過ぎても一向に辞める気配のない娘にしびれを切らした母親は、娘に連絡を入れました。
「夏休みの間だけって言ってたのに、いつまでガールズバーなんて続ける気なの?」
母親の問いかけに対し、意外な返事が返ってきました。
「ママ、助けて…私も本当は辞めたいんだけど、お店が辞めさせてくれなくて…」
事情を伺ってみると娘はガールズバーで人気があるらしく、娘目当ての客がたくさんついていているのだそうです。
お店側は人手不足を言い訳にずっと娘を引き止めており、なかなか辞めさせてくれないということだったのです。
——と、ここまでの話を聞くと、娘はただ退店トラブルに巻き込まれているだけだと誰もが勘違いしてしまいます。
その後、母親がお店に電話で問い合わせてみると、事態は思わぬ方向へ向かいました。
「辞めたいなんて話は聞いていませんし、引き止めている事実もありません」
母親は疑うよりも驚きが勝ってしまい、言葉に詰まりました。
続けて店側は「むしろシフトを増やしてほしいとお願いされているくらいです」と母親に真実を伝えたのでした。
娘の嘘が明るみに
娘が本当にガールズバーを辞める気があるのかどうかわからなくなってしまった母親。
娘にお店へ電話したことを伝えると、これまで母親にすがるような態度を見せていた娘が態度を豹変させました。
「なんで勝手にそんなことするの?わけわかんない!」
それ以上話をしたくないと言わんばかりに電話を切ってしまい、以降音信不通になってしまいました。
説得も叱責も届かず、どう接していいのか分からなくなってしまった母親は途方に暮れてしまったのです。
結局のところ、店側の言っていたことが真実で、娘が単に嘘をついていたということがわかりました。
実際、まだ若い娘の中には「お金」や「遊び」のためだけに時給の良い夜職やパパ活などに手を出してしまうことがあります。
しかし、ほとんどの場合、それらは一過性のものです。
ところが、そうした行為が長引いてしまう時は、何らかの他の要因が絡んでいることが考えられます。
それは依存(ホストクラブ、推し活、美容整形など)であったり、家庭への不満であったり。
娘は大学にも行かず、ガールズバーに勤めながらホストクラブへと通っていたというのが真実でした。
娘が悪いわけではない
大学にも行かず、ガールズバーに勤めながらホストクラブへ通っていた娘。
その後、母親からだけでなく本人からも話を伺ってみると、そうなってしまった理由も明らかになってきました。
これまで親の期待に応えることだけを考えて生きてきたという娘は、表面上は強がっていても、内側では「もう疲れた…」と限界を迎えていたようなのです。
ホストクラブへ行くようになったのは大学の友達の誘いがきっかけでしたが、そんな心理状態にある娘はすっかりホストに心を掴まれてしまいました。
ガールズバーの件で母親との通話の際に放った「ママ、助けて…」という叫びは、実は嘘ではなかったのです。
しかし母親は娘が嘘をついてまでホストクラブやガールズバーに執着しているという部分にしか目がいっておらず、娘の心の叫びを汲み取ることができませんでした。
JECセンターは、そんな娘の心の声を聴き、母親に少しずつ今まで届かなかった“娘の本音”の部分に寄り添う役割を担います。
もう母親だけで抱え込まなくていい
JECセンターは、「お互いの考えが理解できない」「本音で語れない」という母親と娘との架け橋となります。
「信じたいのに裏切られたら、気持ちをどう整理すればいいのか」
そんな悩みを共有しながら、専門のスタッフが娘の立場と親の立場を理解し、中立な視点から家族全体が前を向ける形を一緒に模索します。
娘の立ち直りには、親御さんが与えてくれる安心感が何よりも薬となります。
「今までよくがんばってきたね」と、娘に声をかけてあげることが、どれだけ大きな意味を持つか…。
JECセンターでは、娘から聞いた話を母親と情報共有し、親子の関係に折り合いをつけ、信頼を再構築する支援を行っています。
大学に行かなくなっていた娘、ガールズバーで働く娘、ホストクラブに通う娘。
それぞれの理由があり、なかなか人には理解されにくいようなものばかりです。
その答えを探り当てようと、母親ひとりで抱え込むようなことは避けてください。
できればJECセンターのような専門機関へ相談し、協力体制を築いてください。
娘を立ち直らせてあげたいという想いを、現実の形に変えるためのお手伝いをいたします。
*JECセンターは、20年以上に及ぶパーソナリティ障害の臨床研究と回復の実績を持つ
元臨床心理士(現:施設顧問)佐藤矢市が考案した“心理休養”に基づいたサポートを提供しています。
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