「もう、どうしたらいいのかわからない…」
夜中に娘さんが帰宅するたびに、母親のBさんは涙をこらえました。
最初は友達と遊びに行っているだけだと思っていた。しかし、気づけば娘さんは 頻繁にホストクラブへ通うようになり、家にはほとんど寄りつかなくなっていた。
夜帰ってこない日も増え、帰ってきても部屋に閉じこもり、スマホをいじりながらホストの話ばかり。注意すれば「うるさい!」と怒鳴り、時には物を投げつけることも…。
「どうしてこんなことになってしまったの?」
娘さんが変わってしまった原因を考えるうちに、Bさんは次第に心が疲弊し、眠れない夜を過ごすようになっていました。
これは、 ホストにハマった娘さんを持つ親御さんの多くが経験する現実 です。そして、多くの親御さんが「もうどうしようもない」「誰か助けて」と限界を感じるころには、 娘さんはすでにホスト通いをやめられない状態 になっているのです。
・ホストクラブにハマる娘たちの心理とは?
なぜ、娘さんたちはホストにのめり込んでしまうのでしょうか?
ホストクラブは、単なる遊びの場ではなく 「疑似恋愛」と「承認欲求」が満たされる場所 です。
・「かわいいね」「頑張ってるね」と認めてもらえる
・自分が必要とされていると感じられる
・現実を忘れられる特別な空間
娘さんたちは 「愛されたい」「認められたい」 という強い欲求を抱えています。その心の隙間を、ホストクラブが巧みに埋めてしまうのです。
最初は軽い気持ちで通っていても、ホストから「もっと会いたい」「次はシャンパン入れようよ」と言われると、 「期待に応えたい」 という思いが強くなり、ズルズルとお金を使うようになります。
やがて、借金をしてまで通うようになり、 「ホストのためなら何でもする」 という依存状態に…。この頃には、親御さんがどんなに説得しても、娘さんは話を聞こうとしません。
「お母さんには関係ない!」
「これは私の人生だから!」
そう言って、家庭から完全に離れてしまうケースも少なくありません。
・ホスト通いの先に待つ現実…危険な未来
「ホストクラブなんて若いうちの遊びでしょ?」
「そのうち飽きるんじゃないの?」
そう思っていると、 取り返しのつかない事態になる ことがあります。
1.借金地獄に陥る
ホストクラブで使うお金が足りなくなると、 最初は親御さんにお金をせびる ようになります。
Bさんの娘さんも、「友達にお金を借りちゃった」「スマホ代が払えない」などと理由をつけては、お金を要求するようになりました。
しかし、親御さんがお金を渡さなくなると、娘さんは 「自分で稼ぐしかない」 と思い始めます。
・消費者金融や闇金から借金をする
・パパ活や風俗でお金を稼ぐ
・ホストの言いなりになり、お金を貢ぐ生活になる
借金は雪だるま式に膨れ上がり、返せなくなれば取り立ての連絡が絶えません。
最終的には、 娘さん自身が犯罪に巻き込まれるリスク もあります。
2.精神的に追い詰められ、うつ状態に…
ホストにハマった娘さんの多くは、 「いつか自分は特別な存在になれる」と信じています。
しかし、ホストはビジネスとして女性を接客しているだけ。どれだけお金を使っても、本当に愛されることはありません。
・「〇〇ちゃんだけ特別」と言われていたのに、他の女性客にも同じことを言っていた
・どれだけ尽くしても、ホストは冷たくなる
・借金が膨らみ、現実に戻れなくなる
この 絶望感 から、うつ状態や自傷行為に走る娘さんも少なくありません。
実際に、JECセンターに相談に来る親御さんの中には、
「娘がリストカットをした」「薬を大量に飲もうとした」 というケースも多くあります。
・「もう入所しかない…」そう思ったときにできること
Bさんは、娘さんのホスト通いが止まらないことに 本気で危機感を持ちました。
「このままでは、娘が壊れてしまう…」
しかし、 自宅で娘さんを止めることはもう不可能 でした。
・「もう行かないで」と泣いても、娘さんは家を飛び出す
・スマホを取り上げても、どこかで手に入れてまたホストに連絡する
・何度話し合っても、娘さんの意志は変わらない
そんなとき、Bさんは JECセンターの存在を知りました。
JECセンターは、心理を中心にホスト依存を専門とした日本で唯一の民間の宿泊型施設であり、 ホスト通いをやめられない娘さんを専門的にサポートする施設 です。
「本当に入所させるべきなのか…?」と悩んでいたBさんでしたが、 JECセンターの支援内容を知るうちに、「ここしかない」と確信しました。
では、JECセンターでは実際にどのようなサポートを行っているのでしょうか?
・JECセンターでの支援:ホスト通いをやめさせるためにできること
Bさんは、「娘をこのまま放っておけば取り返しのつかないことになる」と強く感じ、JECセンターへの入所を決断しました。しかし、入所させるまでの道のりは決して簡単ではありませんでした。
「そんなところに行きたくない!」
「私は大丈夫だから放っておいて!」
娘さんは最初、激しく抵抗しました。ホストに依存しきった娘さんにとって、ホストクラブは自分の居場所であり、JECセンターのような管理された環境に入ることは「自由を奪われる」と感じたのです。
しかし、JECセンターでは、単なる隔離ではなく、娘さん自身が「もう一度人生を立て直したい」と思えるようなサポート が用意されています。それが、JECセンター独自の「心理休養」と「親子話し合いの場」です。
・JECセンター独自のサポート①:心理休養で娘さんの心を整える
JECセンターに入所した娘さんは、まず「心理休養」と呼ばれる時間を過ごします。
ホスト通いをしている娘さんは、生活リズムが崩れ、心も身体も疲れ果てている ことがほとんどです。
・昼夜逆転の生活から抜け出せない
・ホストに尽くすことで精神的に消耗している
・お金の問題や人間関係のストレスで心が不安定
この状態のままでは、どんな説得をしても心に響きません。
JECセンターでは、まず 「何もしなくていい」「ただ休んでいい」 という環境を提供します。
・スマホを手放し、ホストからの連絡を絶つ
・規則正しい生活を送り、心身を落ち着かせる
・スタッフが優しく寄り添い、話を聞くことで安心感を得る
娘さんの心が安定してくると、少しずつ 「なぜホストに依存してしまったのか?」 を振り返ることができるようになります。
実際に入所したAさん(20歳)のケースでは、最初の2か月はずっと「帰りたい」と言い続けていました。しかし、スタッフとの何気ない会話を通じて、「私、本当はずっと寂しかっただけなのかもしれない」と自分の気持ちに気づき始めたのです。
・JECセンター独自のサポート②:親子話し合いの場で信頼関係を回復する
ホスト通いにハマる娘さんの多くは、 親御さんとの関係がこじれている ことが少なくありません。
「どうして私のことを理解してくれないの?」
「親はいつも怒ってばかり…私は愛されていないんだ」
娘さんがホストに求めていたものは、「愛」や「承認」だったのかもしれません。
JECセンターでは、 娘さんと親御さんが本音で向き合える「親子話し合いの場」 を設けています。
この場では、
・親が「娘をどう思っているか」「なぜ入所させたのか」を伝える
・娘が「なぜホストに通うようになったのか」「親にどう思われていたのか」を話す
・スタッフが間に入り、感情的にならずに話し合いができるようサポートする
Bさんも、この「親子話し合いの場」に参加しました。
「お母さんは、あなたがいなくなって本当に辛かった。でも、どう接していいかわからなかったの」
涙ながらにBさんがそう伝えると、娘さんも初めて 「お母さんは私のことを本当に心配していたんだ」 と気づきました。
親子の関係が少しずつ修復されることで、娘さんは「ホストクラブではなく、家族の元に戻ろう」と思えるようになるのです。
・JECセンターだからこそできる支援:行政ではできない領域のサポート
JECセンターは、行政が対応しきれない問題に特化した支援を行っています。
・警察や児童相談所では、娘さんを強制的に入所させることはできない
・精神科では、医療的な対応がメインで、生活習慣や人間関係の改善までは難しい
・JECセンターは、心理的なケアと生活環境の改善を同時に行える
また、JECセンターには 20年以上の実績 があり、ホスト依存から立ち直った多くの娘さんたち をサポートしてきました。
「本当にホスト通いをやめられるの?」と不安な親御さんも多いですが、実際にJECセンターを卒業した娘さんたちは、
・生活リズムが整い、規則正しい生活を送れるようになった
・「ホストが全て」だった考えが変わり、自分の未来を考えるようになった
・親御さんとしっかり話ができるようになり、家庭の中で安心して過ごせるようになった
という変化を遂げています。
Bさんの娘さんも、JECセンターでの数カ月の滞在を経て、ようやく 「もうホストには戻りたくない」と自ら決意 しました。
・「もう入所しかない」と思ったら、JECセンターへ相談を
娘さんがホスト通いをやめられず、家庭が崩壊寸前になっている…。
その状況を 「どうにかなる」「見守る」と放置すれば、状況はますます悪化 してしまいます。
・借金が増え、取り返しのつかない額になる
・風俗などの危険な仕事に手を出してしまう
・精神的に追い詰められ、自傷行為やうつ状態に陥る
今すぐ動かなければ、娘さんはどんどん深みにはまってしまうのです。
JECセンターでは、 ホスト通いをやめさせるための専門的な支援を行っています。
「うちの娘にはもう入所しかないかもしれない…」
そう感じたら、今すぐJECセンターに電話又はメールにてご相談ください。
親御さんの決断が、娘さんの未来を変える一歩になるのです。
*本コラムは、20年以上に及ぶパーソナリティ障害の回復実績を持つ
元臨床心理士(現:施設顧問)佐藤矢市が考案した”心理休養”に基づいています。
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