・「また消費者金融から借りてた」—止められない娘のホスト通い
「昨日、引き出しに消費者金融の明細が入っていたんです。合計で50万円以上…」。
そう語るのは、20代後半の娘をもつ母親。
高校卒業後に就職した娘は、いつしかホストクラブ通いを始め、給料だけでは足りず、借金にまで手を出すようになっていました。
何度話し合いをしても「私は自分でやってるから」と聞く耳を持たず、家族との会話は次第に減っていったといいます。
親としては「なんとかして止めたい」と思いながらも、「施設に預けるなんて、うちの子を見捨てるようでできない」「他人に知られたくない」「見放したと思われたくない」と葛藤する方が多くいます。
娘を想う気持ちと、世間体や自責の念が交錯し、動けないまま時間が過ぎていくのです。
親御さんは「元の娘に戻ってほしい」と願いますが、娘さん自身は“戻ること”を望んでいない場合も少なくありません。
ホスト依存に陥る娘さんの多くは、心の奥に強い孤独感や自己否定を抱えています。
ホストクラブは、一時的にでも「愛されている」「必要とされている」と感じられる場所。
親御さんからの心配の言葉さえも、「私のことを否定してるだけ」と受け止めてしまうのです。
また、親御さん自身も「私の育て方が間違っていたのかも」と悩みながら、どこかで「誰かが助けてくれれば…」という他人任せな期待を抱えていることがあります。
ホスト依存から抜け出すためには、娘さんが「ここなら本音を出しても大丈夫」と思える環境をつくることが大切です。
JECセンターは心理ケアに特化した数少ない民間の入所施設であり、当施設では、娘さんを専門スタッフが受け入れ、閉じた心を少しずつ開いていける環境を整えています。
親御さんの思いだけで本人を変えるのは難しくても、「今とは違う環境」に身を置くことで、娘さん自身が少しずつ自分と向き合うようになります。
さらに、JECセンターが提供する「親が学べる講座(当日コース5時間、または1泊2日コース)」では、親御さん自身が娘さんの心理状態や接し方を学び直すことができます。
「私が変わらなければ何も始まらなかった」と、講座後に涙する親御さんも少なくありません。
JECセンターは、受診を拒否する娘さんや、発達障害を抱えるお子さんにも対応できる体制を整えています。
また、卒業後のフォローアップも充実しており、再発防止のために、親御さんが「信じて見守る」関わり方を実践できるよう、引き続きサポートを行っています。
「娘を変えたい」と焦るのではなく、「私が学び、変わろう」と一歩踏み出すこと。
それが、ホスト依存から抜け出すための最初の一歩です。
本人が来られない、もしくは本人が来たがらない場合でも上記に記載している電話番号又はメールアドレスにお問合せいただき、親御さんが勇気を持って行動を起こすことで状況は大きく変化するきっかけになります。
悩みの中で孤独を感じている親御さんこそ、どうかJECセンターにご相談ください。
共に、光の見える未来を描いていきましょう。