親は専門家と情報共有、意思統一することが最も重要

 

パーソナリティ障害を抱える娘さんの治療や支援を考えるとき、

 

多くの親御さんたちが専門家に任せることで安心を取り戻されます。

 

しかし、「専門家に任せたからこれで親の出番は終わり」という考えは、

 

娘さんのパーソナリティ障害の回復にとって大きな障害となりかねません。

 

真の意味での回復のためには、専門家に任せた後も積極的な関与が不可欠です。

 

 

まず理解すべきは、専門家だけでは娘さんを完全に支えることはできないということです。

 

専門家は確かに回復のための重要な役割を果たします。

 

しかしそれは、娘さんにとって最も身近な存在である親御さんも同じです。

 

施設に預けた後も、親御さんとの関わりが娘さんの心に与える影響には計り知れないものがあるためです。

 

これは長年の経験からも立証されており、ケアの質を高めるための重要なカギとなります。

 

親御さんのサポートへの理解や娘さんへの想いがなければ、たとえ専門家と言えどもアドバイスやケアの効果を発揮しにくいものです。

 

 

また、親御さんと専門家とで行う情報共有や意思の統一も大切なケアの一環です。

 

娘さんの状況や行動変化についての詳細な情報を親御さんが共有することで、

 

チーム一丸となって、より効果的なサポート計画が立てられます。

 

親御さんがサポートに参加しているという事実は、

 

娘さんにとって大きな後ろ盾となり、安心と支えになってくれます。

 

逆に、意思統一ができていなければ娘さんは混乱し、結果的に回復が大幅に遅れる可能性が大いにあります。

 

 

親御さんもサポートを通して学びを得て、成長することができます。

 

専門家のアドバイスに、ただ聞き耳を立てているだけでなく、

 

親御さんも自身の不安や悩みをぶつけ、娘さんや病気への理解を深め、

 

今後どのように向き合っていくべきかについて考える大切な機会となります

 

そうすることで、JECセンターを去った後も娘さんを支えていくことが可能となるのです。

 

 

過去の実績からも事実として、専門家に丸投げしてしまったご家族は思うような結果を残せていません。

 

任せて終わりなのではなく、回復プロセスには親御さんも積極的に関与することを決して忘れないでください。

 

私ども専門家としても、娘さんをよく知る親御さんの協力を得られるほど心強いパートナーはいません。

 

娘さんのパーソナリティ障害回復のため、共に進む道をご選択いただければ幸いです。

 

 

 

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