「私なんてどうでもいい」…娘の裏にある本音

 

「パパ活をしている娘に説教しても無駄だった」「親の話には耳を貸さない」

 

そんなご相談が、JECセンターには日々寄せられます。

 

娘さんたちは一見、ただ家族を拒絶し、自分勝手で先のことを考えていない、無責任で自由気ままな性格に見えるかもしれません。

 

しかし実際には、そうした言動に至る原因として「どうせ私なんて家族にとっていない方がマシ」という強い孤独感や、自己否定の気持ちを抱えていることが多くあります。

 

家庭環境や親子関係の影響を受けて自尊感情が低くなり、過去の経験から「本音を出しても誰も受け止めてくれない」という思い込みを持っているケースも少なくありません。

 

そんな娘さんたちが心の奥で本当に望んでいるのは、実は「家族や親せき、自身を取り巻くみんなが自分のことを真剣に考え、協力してくれること」なのです。

 

 

パパ活や夜の世界に足を踏み入れた娘さんを前に、母親は「突き放したくない」「嫌われたくない」「見放したと思われたくない」と葛藤しますが、その間にも性感染症や事件、トラブルに巻き込まれる危険性があり、心配はしていますが、厳しく言えずにいることがよくあります。

 

しかし、そうした母親の“やさしさ”が、結果的に現実から目を背けることにつながり、状況を長引かせてしまうことも。

 

過去の傾向を見ると、状況を変える第一歩としては、父親が覚悟を持って決断し、行動を起こすことが非常に重要です。

 

JECセンターでも、多くのケースで父親が主導することで、娘さんの受け入れに成功しています。

 

家族が一丸となる姿勢は、娘さんにとって「自分のために本気で動いてくれる人がいる」という安心感を与えます。

 

 

JECセンターは、心理に特化した全国でも数少ない民間の入所施設として、経験豊富なスタッフと心理学マインドを通じて会話をし、心のケアを必要とする娘さんたちを受け入れています。

 

ASD(自閉スペクトラム症)やADHD(注意欠如・多動症)、またはパーソナリティ障害の傾向を持つ娘さんにも、専門的なサポートを提供。

 

自由と安全が両立した静養環境の中で、似た境遇の仲間たちと交流しながら、娘さんは自分自身を少しずつ見つめ直していきます。

 

「自分だけじゃない」と思える体験は、孤独や不安定な感情の緩和につながり、やがて「家族に本音を言ってもいいかも」と思える土台となっていくのです。

 

 

JECセンターでのプログラムを終える頃には、多くの娘さんが落ち着きを取り戻し、「家に帰る」という選択を前向きに考えるようになります。

 

しかし、問題はそこからです。

 

家族、とくに親御さんが以前と同じ接し方をしていれば、再び娘さんが心を閉ざす可能性があります。

 

再発を防ぐには、入所中は、親御さんが“信じて見守る”距離感や姿勢を学び、実践していくことが欠かせません。

 

 

JECセンターでは、スタッフと連携し、親御さん向けのサポートも充実しており、娘さんとの関係性を築き直すお手伝いをしています。

 

本人が来られない、もしくは来たがらない場合でも上記に記載している電話番号やメールアドレスにお問合せいただき、親御さんが決断し、相談、見学、面談という行動を起こすことで状況は大きく変化するきっかけになるはずです。

 

卒業後も、不安なことや困りごとがあれば、いつでもJECセンターまでご相談ください。

 

親御さんの行動で娘さんがいつの日にか笑顔になる日が来ます。