ガールズバーからパパ活へ乗り換えた娘
「夜はガールズバーで働いている」と母に伝えていた就活中の娘さん。
ガールズバーと聞いて最初は不安に思ったものの「就職先が決まるまでなら…」と、しぶしぶ許可したそうです。
ガールズバーは比較的明るいイメージがあり、接客もお酒を作ったり会話を楽しんだりする程度だと聞かされていた母親は、心配ながらも「普通のアルバイト」と割り切っていました。
ところが実際には、娘さんはある常連客の紹介でパパ活を知り、「もっと効率的に稼げる」と考えて踏み出してしまったのです。
きっかけは友人や先輩の何気ない一言、「パパ活なら一晩でガールズバーの数日分が稼げるよ」
その甘い誘いに心を動かされ、気づけば娘さんはガールズバーからパパ活へと生活の軸を移していきました。
お金のことしか見えなくなってしまった娘
ガールズバーの時給は2000円前後。歩合制で多少の変動はあるものの、深夜まで働いても1万円を超えるには何時間も必要です。
対してパパ活は、お茶をするだけで5000円、食事をすれば1万円と、短時間で稼げる金額が桁違いです。
さらにガールズバーは会社に所属して給与を得る仕組みですが、パパ活は完全に個人同士のやり取り。
責任の所在が曖昧で、リスクが大きい一方、自由度と即金性が若者にとっては魅力的に映ります。
娘さんは「同じ時間で倍以上稼げるなら効率的だ」と合理的に考え、自然とガールズバーからパパ活へ移行したばかりか、就活も蔑ろになってしまいました。
母親がこの事実に気づいたのは、娘が就活を始めてから実に半年もの月日が経ってからでした。
母には止められなかった
母親が「就活はどうなっている?」と、いくら聞いても娘さんは「大丈夫」「そのうち決まる」と空返事ばかりでした。
そんなある日、母親が異変を感じたのは娘さんの身なりの変化でした。
ガールズバーでアルバイトしているだけの娘がブランド物のバッグや靴などを身に付けるようになっていたのです。
あまりにもお金の回り方がおかしいと感じ、何か悪い予感がして娘さんを問い詰めたところ、パパ活の事実が発覚したのでした。
「みんなやってるし!」と開き直る娘さんに呆れて何も言えなくなってしまった母親…。
パパ活は娘さんにとっては「危険な行為」ではなく「周りもやっている普通の副業」という感覚が強いため、親の言葉は届きにくいのです。
さらに、金銭感覚のズレも障害になります。ガールズバーで何時間も働いてやっと得られる額を、パパ活では短時間で得てしまう。
この「簡単に稼げる快感」を経験してしまった娘さんを、親の説得だけでやめさせるのは極めて難しいと言えます。
母の苦労に報いるために
ガールズバーからパパ活へと進んでしまった娘さんには社会との認識のズレや認知の歪み、そして心理的要因などが考えられます。
そんな娘さんを本当に救うためには、専門家のサポートが必要な時もあります。
JECセンターは、唯一の民間宿泊型心理施設として、ホスト通い、風俗、パパ活にのめり込む娘さんとご家族をサポートしてきました。
スタッフは家族の一員のように寄り添い、親御さんでは入り込めなかった心の奥を理解し、行動の背景にある承認欲求や不安を一緒に見つめ直します。
環境を変えての心理休養を通じ、安心できる生活リズムを取り戻すことができます。
また、母親にとっても「どう接すればいいのか」という指針を得られる貴重な場になります。
今回ご紹介したような悩みを抱えるお母さんからの相談はたくさん寄せられています。
「娘さんのことでずっと苦しい思いをされてきたのですね…、お母さんの想いを娘さんに伝える方法はきっと残されていますよ」
専門家への相談が、母と娘の未来を大きく変える第一歩となります。
この機会に、思い切って悩みを打ち明けてみませんか?
*JECセンターは、20年以上に及ぶパーソナリティ障害の臨床研究と回復の実績を持つ
元臨床心理士(現:施設顧問)佐藤矢市が考案した“心理休養”に基づいたサポートを提供しています。
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