娘の変貌と、募る限界の気持ち

 

「高校を出てから、急に夜遊びが増えたんです。最初は友達とカラオケだと聞いていました。

 

でも、気づいたらホストに通い詰めるようになっていました」そう話すのは、娘さんの“ホスト依存”に悩む50代の母親。

 

娘は深夜帰宅、家では無言、スマホに映る派手な写真と高額な請求—。

 

目の前の現実に疲弊しながらも、「まだ家でなんとかできる」と、自分を奮い立たせる日々が続きました。

 

しかしある夜、娘さんの「うるさい!もう話しかけないで」という一言で心が折れたと言います。

 

「もう手に負えない」と、初めて声に出して泣いたそうです。

 

 

JECセンターに寄せられるご相談の多くで、「施設に預けるなんて、親として最後の手段だと思ってしまう」というお声を伺います。

 

「うちの子は本当はいい子だから」「環境さえ変われば落ち着くはず」——そんな思いが、娘さんの問題行動に直面してもなお、親御さんの中に残ります。

 

さらに、「こんな姿を他人に見せたくない」「他人に育てを任せるなんて…」という無意識の“世間体”や他人本意な感情が、親御さん自身の心を縛っていることも少なくありません。

 

ホスト通いをやめない娘さんに対して、「なぜ危険をわかってくれないのか」「なぜ反省しないのか」と悩む親御さんは多いものです。

 

しかし、娘さん自身が“変わる必要性”を感じていない場合がほとんどです。

 

 

それは、「自分は愛されていない」「どうせ私は価値のない人間だ」といった深い自己否定感が根底にあることが多く、そこに気づいてもらうには、親の叱責や説得では届きません。

 

親御さんがまず現状を正しく知り、「この子には可能性がある」と信じることが、娘さんの目を開かせる第一歩です。

 

そのためにも、JECセンターが提供する「親が学べる講座」の活用をおすすめします

 

ホスト依存の背景、親御さんとしての関わり方、感情の受け止め方を学ぶことで、「できること」が見えてきます。

 

実際に受講された多くの親御さんが「ようやく光が見えた」と語られます。

 

 

JECセンターに入所し、家庭とは異なる環境に身を置くことで、初めて「自分は守られている存在なのだ」と気づくケースも多々あります。

 

落ち着いた生活リズムや人間関係の中で、心の回復が少しずつ始まるためです。

 

また、JECセンターでは発達障害を持つお子さんや、受診を拒否しているお子さんのサポートも行っています。

 

また、再発を防ぐためには親御さんが娘さんとの距離感や接し方を見直し、「信じて見守る姿勢」を持つことが重要です。

 

その実践を、JEC継続的にサポートします。

 

 

卒業後も困ったことがあれば、いつでもJECセンターご連絡ください。

 

本人が来られない、来たがらない場合でも上記に記載している電話番号やメールアドレスにお問合せいただき、親御さんが決断し、行動を起こすことで状況は大きく変化きっかけになるはずです。

 

手に負えないと感じたその瞬間が、支援のスタートラインです。