パーソナリティ障害を理解してもらえないとき、どうすればいい?

 

その場合は、障害名でなく生活上の悩み(生活で困っていること、悩んでいること)を理解してもらう点に努力されるといいかもしれません。

具体的には、「~こうして欲しい」「~こう変わって欲しい」などの内容を伝えるのではなく、「自分は~この点で悩んでいる」「自分は~この点を心配している」などの内容を伝えるとよろしいでしょう。

パーソナリティ障害とは、人間関係の中で成立するものです。ですから、そのつらさは、「理解されない」に集約されるでしょう。

でも、だからと言って、「~こうして欲しい」の表現では、誰かを“犯人”扱いにしてしまうかもしれず、十分な理解を相手に促すどころか、双方の関係性(機嫌)を損ねる結果になり兼ねません。

一方、「自分は~この点で悩んでいる」「自分は~この点を心配している」の表現であれば、自分の悩んでいる事が具体的に表現されますし、誰かを犯人扱いする必要もありませんので、相手も、あなたのニーズに歩み寄りやすくなるでしょう(歩み寄るとは、自分のことをもっと理解してくれる、存在を認めてくれる等の意味で使っています)。

この辺りのノウハウは、心の専門家(カウンセラー)のサポート領域です。大事な人との間で、「どう自分を理解してもらえるか」で悩まれるのでしたら、一度、当センターまでご連絡ください。