62b133109b3bfb94e8b17cc26bfe26ed_sパーソナリティ障害者の対人関係パターンの一つに、一定の人と長く安定した関係を続けることができないという特徴があります。

彼らの多くは、「いつも周囲の人との人間関係がすぐに破綻してしまう」と感じています。

しかし、残念ながらその原因自分にあるとはあまり思っていません

周囲への評価もめまぐるしく変わってしまい、神様のように褒め称えられたと思った次の瞬間には、罵倒が始まることもしばしばあります。

ドクターショッピングを繰り返す方もいます。自分に合う有能な精神科医を次から次へと探していきますが、一人の医師と長い関係を築くことができません

よくあるケースでは、精神科医がたまたま診察中についたため息によって、自分を見下していると感じて、「なんてひどい医者だ!あんなに傲慢な医者はいない!」と相手への評価がコロッと変わってしまうことも珍しくありません。

そうかと思えば、またすぐに評価が上がるというように、どんどん変わっていくので、精神科医のみならず、周囲は疲れ果ててしまいます

これが恋愛関係などに向いた場合には、容易に想像がつくと思いますが、次から次へと異性を乗り換えていきます

あるボーダーラインの女性は、彼氏がデート中に鼻をほじったということに腹を立てて、自ら関係を絶ってしまいました。彼氏からすると一体何が起こったのかまったく理解できません。

人間関係のパターンを振り返る

もし読者の皆さんの中に、「安定した関係をいつも望んでいるのだけれども、決して長く安定した関係を続けることができない」と感じている人がいれば、自分にはパーソナリティ障害的な側面があると考えてみて下さい。

そしてこれまでの自分の対人関係を振り返ってみて下さい。おそらく新しい発見があると思います。

いかに自分が無駄なエネルギーを人間関係に注ぎ込んでいたかがわかると思います。ただ、たとえそのことを理解できたとしても、対人関係のパターンを変えることは難しく、多大な苦痛を伴います。

4fc4667d386067658ec9c3768e1106c0_s対人関係のパターンを変えるためには、まず身近な人で自分の激しい言動に左右されず、同じようなスタンスで接してくれる人を探す事です。

そして、その人が協力してくれるのならば、共同作業で自分の対人関係パターンを変えていくよう努力してみて下さい。

近くにそのような人がいない場合には、精神科あるいは、パーソナリティ障害を専門としている心理士を見つけることです。ただ、どの精神科医や心理士・カウンセラーでもいいというわけではありません。

対人関係のパターンを変えるという、とても苦痛を伴う作業をともに行うことを保証してくれる相手を探すことです。

今までに多くの無駄なエネルギーを費やしていた対人関係が安定し、そのエネルギーを自分なりに昇華できるようになれば、パーソナリティ障害者がもともと持っている才能や能力が発揮されていきます。

自分自身の可能性を信じて対人関係を修復することが大切です。