95fce483f2ea915a6cc9a3e0b99d0943_s皆さん、こんにちは。
今回は、10タイプあるパーソナリティ障害の中から、自己愛性パーソナリティ障害について解説していきたいと思います。

自己愛性パーソナリティ障害は、「自分は特別な存在だ」という大きく膨れ上がった自己意識を持つことを特徴とするパーソナリティ障害です。

「偉大な自分」にふさわしい華々しい成功を夢見たり、他人に対して必要以上に尊大な態度を取ったり、特別扱いを求めますが、相手の気持ちには無関心になりがちな傾向も自己愛性パーソナリティ障害の特徴です。

自分は特別!ナルシシスト

744673f78fd7fa858750ece9204a2956_s自己愛性パーソナリティ障害の人の基本信念は「自分は特別なので、賞賛され、特別な扱いをうけねばならない」というものです。

彼らは、見たところ弱々しく臆病そうな容姿をしていても、心の中では自分を偉大な神のように感じています。自分が唯一無二の絶対的存在であるだけでなく、非現実的な万能感を抱いていることも珍しくありません。

当然、プライドがとても高く、尊大で傲慢な態度をとることが典型的です。

自分を「特別な存在だ!」と思っているので、特別扱いされることを当然のように思っています

要求がましいことが多く、それをすぐに満たしてもらえないと、ひどく不機嫌になったり、攻撃的になることも珍しくありません。

この怒りは、強烈で激しいものが多く、暴言を吐いたり、物を壊したり、暴力を振るってしまう場合も少なくありません(多くの場合、両親に向くことがあります)。

たとえ自分に非があったとしても、相手の不手際や無能ぶりを一方的に攻め立てることもあります。

ca7566e9924c152382b7182e5fc3d581_sパワーハラスメントやモラルハラスメントの加害者には、この自己愛性パーソナリティ障害の方が多いのはそのためです。

中には自分を怒らせたことに対して怒るという場合もあります。

なんで、おれ(私)を怒らせるの?」という訴えもあります。

そして、自分を怒らせた罰として相手に制裁を加えようとします。つまり、自分が絶対の基準であり法律なのです。自分を怒らせることは正義に反していることで、絶対の悪とみなしてしまうのです。

一度、悪とみなすと、徹底的に相手を追い詰めていきます

中には、白黒つけようと意気込み、裁判にまで発展してしまうケースも少なくありません。

また、妬み深く、他人の幸福を喜ばない傾向も強いのです。

相手が友人や仲間であっても、恋人や配偶者や子供でさえも、自分以外のものが成功したり、幸福になることに強い羨望や嫉妬を感じ、冷静でいられません。

自分の分の成功や幸せが奪われてしまったかのように感じてしまうのです。

思い通りになる都合のいい存在にならない

d84740fe17a00f5e31e6f42349fbcf06_s自己愛性パーソナリティ障害の人は、他人はすべて自分のために働いてくれる存在くらいに思っているので、少し親しくなると図々しい要求をあれこれ突きつけてきます。

してくれることを当たり前!」とみなし、してあげたからといって別に感謝もされません

親切心でやってあげていると、いつの間にか召使いのように見なされてしまいます。逆に何か困って頼みごとをしても、自分の得にならないことはあっさりと断られてしまうのが落ちです。

自己愛性パーソナリティ障害の人を相手にする時は、思い通りになる都合のいい存在にならないように用心する必要があります。

このタイプの特徴は、突然、自分勝手な頼み事や要求をしてくることです。

そういう場合、相手の振舞いがどんなに丁寧であっても取り合わないことが最善です。

一度取り合ってしまうと、どんどん面倒なことに巻き込まれたあげく、感謝もされず、逆に憎まれ口をたたかれたり、恨まれて終わることさえあるのです。

ですから、彼らの手足となりそうなことをハッキリと断ることが大切です。

bead0bd10d6e3f527ee8ed13a5979ffa_s特に、ご家族内に自己愛性パーソナリティ障害の方がいる場合には、必ずと言っていいほど、彼らの奴隷や召使い状態になっている方がいます。

家庭内暴力など行き過ぎた行為に対しては我慢せずに、第三者機関に相談し、対応することです。

自己愛性パーソナリティ障害の人は、実は小心もので、世間体や他者評価を大変気にしています

そんな彼らが問題行動を起こした場合は、第三者が介入することで、意外と落ち着きを取り戻していくのです。