97737e005c2335bd45df1c73124869c8_s皆さん、こんにちは。
当センターには毎日全国から様々な問い合わせがあります。

今まさに子どもが大声を出して、自宅で暴れているケースや自殺未遂を繰り返すので、やむを得ず子どもを入院させたケース、子どもが度々警察沙汰になり、今後の将来が心配と訴えているケースなど、親御さんが抱える問題は多岐にわたります。

中には、混乱した状態で問い合わせをしてくる親御さんもいます。

親として困っていることには変わりはないのですが、子どもに対する恐怖心の方が強すぎて、子どもと真正面から向き合えない、向き合うことを避けている親御さんが多いのも事実です。

子どもに聞いてみます!

5bb2fa3c3ad21e8bd165f14de2f3194f_s子ども達は、体を張って家庭内暴力を繰り返し、自殺未遂をしてみたり、摂食障害や数々の依存行動を通して、周囲(特に親)にSOSを出しています

生死に関わるくらいの緊急性を要している場合もあります。

子どもがそんな状態にあるにも関わらず、当センターへの入所を親が決断できずに、「とりあえず子どもに聞いてみます。子どもがどうしたいか聞いてみます」と先延ばしにしてしまうケースも少なくありません。

子どもの意思を尊重することは確かに大切であり、必要なことですが、生死にかかわるような問題を繰り返しているパーソナリティ障害の場合、自分で決めるということはとても難しいのです。

なぜ難しいかと言うと、自我機能が不安定なために、感情の起伏と共に自分の考えや意見がコロコロ変わってしまうからです。また、自分に自信がない場合も多く、大きな決断を迫られるとそれだけでプレッシャーと焦りを感じてしまうのです。

00ad9307c090bf813120cfa16945c360_sそんな状況の中で、子ども達は「親が本当に自分を助けてくれるのか」ということを常に考えており、また背中を押して引き上げて欲しいと内心では願っています。

そこに来て「あなたはどうしたい?」と聞かれても、子どもとしたら「知ったこっちゃない!」という感じなのです。

実際、当センターの卒業生達は、「センターに来る前は、右も左も分からず、将来も真っ暗だったし、自分の気持ちなんか分かりっこなかった。半ば強引だったかもしれないけど、親に決断してもらって今は良かったと思う」と当時を振り返っています。

親が決める

5253c305ff09f0302cdf29fd8edbfc5a_s当センターでは、親御さんが面接にお越しになった際には、「親が決める」意味に気づいていただきながら、「どうしたら子どもをセンターに繋げられるか」という具体的な方法を一緒に考えていきます。

子どもの意思を尊重する姿勢も大切ですが、子どもの意志を尊重し続けた結果、子どもの年齢が40歳・50歳に達してしまったケースを沢山見てきました。

時には、親御さんが腹を決めて、子どもと真正面から向き合っていくことも必要なのです。