85b558cd21f8a63fc8b1d98a3c98fd78_s皆さん、こんにちは。
今回は、10タイプあるパーソナリティ障害のうちから「回避性パーソナリティ障害」について解説していきたいと思います。

回避性パーソナリティ障害は、A群、B群、C群の中のC群に分類され「不安タイプ」と呼ばれるものです。自己主張は控えめで不安が強く、自己本位というより他者本位なのです。

傷つきたくない!失敗したくない!

9fe51c3afbdf53d82011047f3b71ed16_s回避性パーソナリティ障害は、自分が傷つくこと失敗することを恐れるあまり、人と接触したり何かに挑戦すること自体を避けてしまうことを特徴とするパーソナリティ障害です。

どうせ自分は失敗してしまう・・・どうせ自分は人から嫌われてしまう・・・」という否定的な思い込みが強いために、最初から何もしないでいるのが一番安全で楽だと考えています。

何かに挑戦したり行動するということは、失敗したり、他人から嫌われてしまう可能性が高まるので、それだったら何もせずに、引きこもっている方が安全策という考え方なのです。

その結果、進学や就職、結婚などのような人生の大きな選択を避けたり、あえて自分にとってマイナスとなるような選択肢を選んだり、自分からわざわざチャンスをつぶしてしまうこともあります。

心の深いところでは、「自分は幸せに値する人間ではない・・・」という思い込みを持っているので、幸せが近づいてくると、大急ぎで逃げてしまうのです。

何より失敗をして恥をかくことを極度に恐れるために全てのチャレンジを諦めてしまうのです。

迷ったときは、やってみる!

93266cfe339e17b4f5e30a3f831943d5_s回避性パーソナリティ障害の人は、とにかく自信のなさと失敗の不安にとらわれてしまい、身動きが取れなくなっています

何か誘われても、何かやりたいと思っても、「うまくいかなかったらどうしよう・・・」と思って、なかなか行動に移せません。

要は、行動するよりも先に色々と考えてしまう傾向が強いということです。

このタイプの人には、時に考える前に、とにかく「行動してみる」というスタンスが必要になります。思い切って行動してみると意外に失敗の恐れや不安というものは消えていくものです。

失敗しても大したことではない」ということが、体験としてわかってくることが必要なのです。

やろうかやるまいかと迷ったときは、とにかくやってみることが大切なんですね。

しかし、ただやみくもに行動しようと思っても、そう簡単にできるものでもありません。ましてや長期的に引きこもっている方たちにとっては、最初の一歩を踏み出すことは、とてつもなく大変なことです。

1cd9658f1f4e41208fc0194f1fcad46c_s当センターでは、このタイプの方たちが抱いている「失敗する不安や恐怖」は、高すぎるプライドや理想、周囲の期待や課せられた目標の高さから来ているものと見立てていきます。

ですから、行動を促す前に、まずいったんプライドや理想、期待や目標から自由になれるよう支援していきます

高いプライドや高い期待をいったん引き下げるという作業を一緒に取り組んでいくのです。

これを繰り返していくことで、いつしか自分から「何かやってみよう!」という気持ち(自主性)が生まれ始め、「行動」にうつせるようになってくるのです。