当センターには、様々な問題行動を繰り返す子どもの対応に追われ、疲弊している親御さんやご家族から、多くの問い合わせがあります。

この「問題行動」には、摂食障害や自傷行為、自殺未遂や家庭内暴力、多額の借金や窃盗、長期的な引きこもりなど多種多様が含まれます。

これらの問題行動に共通していることは、以前の投稿でも取り上げましたが、大なり小なり「被害妄想」が関係していることが、過去10年間における165ケースで臨床的に統計処理されて分かってきたことです。

この「被害妄想」が強まってくると、「何をしても続かない・・・我慢が利かない・・・」などの持続性忍耐力の問題として現れてきます。そうすると、徐々に家族間での交流が困難となり、家族崩壊へと進んでしまうことが最近、特に目立つように感じられます。

0c2d7d4a1eb62b89006ba57efd5442d2_s親として我が子に、色々な提案や説得、時には共感的に関わろうと試みますが、そのほとんどが何の解決の糸口にもなっていない場合も少なくありません。

また、医療機関や行政、警察などの力を借りたとしても、応急処置的な介入のため、根本的な問題解決には至らないのが現実です。

そんな状態が何年と続いていく中で、親が出来ることと言えば、子育てに対する反省や後悔、または正反対に子どもの問題行動を強制的にを辞めさせようとすることなのです。

その結果、ますます親子間での不信感の溝が開いていってしまいます

親自身が専門家を頼る経験を積むこと

29e4249217ed0aca74e7e081b73ab9b4_sこうなってくると親として「押しても、引いてもダメ・・・」という想いの中、焦りや諦め、死への想いも浮かぶほどになってきてしまいます。

そんな親の態度に、子ども達は、不信感や疑念、怒りや寂しさなどを抱くようになり、言葉にならない複雑な思いを親にぶつけていくのです。

そして、徐々に親御さんは我が子に追い詰められていくことになり、諦めに近い心理状態になっていきます。親御さんの中には、我が子の対応に疲弊しきってしまい、うつ病を発症してしまう方も珍しくありません。

しかし、そんな状況の中でも、執念の思いで、当センターにたどり着かれる方もいます。

9824f85bb55f387b28bfdb8ae18a1342_s藁にも縋る想いでたどり着かれた親御さんに対し、私は「親として自分たちの限界を知り、その思いを正直に子どもに伝えることの必要性」をご提案させていただいています。

この提案を実行するには、親と子双方のタイミングが重要であり、何より親としての「覚悟」が問われます。

世間体や見栄なども捨て去る勇気と覚悟が必要なのです。この「覚悟」が子どもに伝わった時に初めて、子どもは動き出すのです。

ただでさえ問題行動を繰り返し、その尻拭いを強いられている親子間では、当然命の危険性も高いので、専門家のサポートなしで安易に実行することは控えてください。

b63ecbc2c70da5d0df7c49966c8586b4_s私達というパーソナリティ障害の専門家が仲介として関わらせていただくことで、スムーズにかつ安全に親と子の分離(物理的・精神的)を図っていきます。

先が見えず、真っ暗闇で苦しさや辛さのどん底にいるご家族の皆さん、決して諦めないでいただきたいと思います。光は差し込まれるところにちゃんとあるのです。