みなさん、こんにちは。

今日は、人格障害(パーソナリティ障害)の基本的な症状についてご紹介します。

人格障害の回復への第一歩は、自らの症状を理解する事から始まります。以下に基本症状を挙げておきます。

両極端で二分法的な認知:

 全か無か、白か黒か、完璧か大失敗か、敵か見方かという、中間のない二項対立に陥ってしまうということです。だから、超ハッピーな状態でも、些細な不満があると最悪な気分にひとっ飛びで変わってしまいます。さっきまでラブラブだった恋人と突然大喧嘩になり、死ぬだの生きるのだの大惨事になることも珍しくありません。

自分の視点にとらわれ、自分と周囲の境目があいまい:

 自分の視点と周りの視点を混合しやすいところがあります。自分がいいと思う事は、相手もいいと思うはずだと思い込んでしまいます。

心から人を信じたり、人に安心感がもてない:

 他人を心の底から信じたり、心から気を許すことができにくいところがあります。相手を試そうとしたり、裏切られるのがいやで、自分から先に裏切ってしまう事もあります。

高過ぎるプライドと劣等感:

 自分に対するイメージが、とても理想的で完璧なものと、劣悪で無価値なものに分かれていて、両者が別々に存在しています。自分に対しても、周りに対しても、「良い所も悪い所もあってよい」とはなかなか思えないわけです。

怒りや破壊的な感情に巻き込まれ、行動化を起こしやすい:

 心という装置で様々な気持ちや出来事を受け止めることができる許容量がとても小さいので、それを超えてしまうと心のバランスが崩壊してしまいます。その結果、突然、衝動的な行動に走ったり、自分や相手を損なうような破れかぶれの行為に至りやすく、その時に記憶が飛んでしまったり、別人のような行動を引き起こす事もあります。

これらの症状を持つ人格障害の人の心の特徴は、もっと端的に表現すると、少し語弊があるかもしれませんが、ある部分で「幼い」「子どもっぽい」と言えるでしょう。

実はこうした心のありようは、発達段階からみてみると、小学校低学年か、それ以下の子どもではごく普通に見られる特徴だからです。

自分自身の特徴をじっくりと観察し、その傾向を自分なりに知っておくことは回復への近道です。

それぞれの基本症状における詳しい説明や特徴は、次回以降のブログ内でご紹介していきたいと思います。