center-small当センターには、毎日「どうしたらいいのか分からない・・・」と訴えるご家族から、お問合せがあります。彼らの共通点は、家族全員が疲労困憊しているという点です。

家族内で精一杯努力して、頑張ってやってこられたわけですが、その努力とは反比例するように、状況は改善されず、一筋の光も見えないまま、閉塞感の中、暗い毎日を送っているのです。そして、親御さんの多くは、自分たちの子育てに対する反省を繰り返しているのです。

親御さんとしての一番の心配事は、やはり「親亡き後、どうなるのか?」ということです。

相談にお越しになる親御さんの多くは、「今は何とか自分たちが盾になってカバーしてあげているが、将来、私たちがいなくなった後、わが子はどうなってしまうのか不安と怖さで、毎日目が覚めると地獄にいるような日々だ」と話されます。

私は20年以上もの間、日本におけるパーソナリティ障害専門機関の増加を願い、広報活動などもやって参りましたが、精神科医の先生や同じ畑の臨床心理士の先生からは「大変ですね。頑張ってください」と、どこか他人事で、ほぼ同じ一言で終わってしまいます。

Yaichi未だ、一肌脱いで、この「パーソナリティ障害」という大変な領域に、全精力を傾け、飛び込んでいこうとする先生(医師や専門家たち)が見当たりません。

私なりに自分の元気な間は、余生を臨床現場に埋もれ、パーソナリティ障害者の家族と共に歩んでいく覚悟でいます。

私ごとですが、年齢も67歳となり、多くの協力者のお陰で、パーソナリティ障害という専門領域に身をささげることが出来ています。

特に、亡き実父が、パーソナリティ障害であったお陰で、どれほど家族が困り、大変な想いを抱いているかは、手に取るように理解しております。

幸いにも、20年以上もの間には、支援を終了した子ども達(OB&OG研修生)が、数多く社会に巣立っております。社会に羽ばたいていかれた彼らの一言で、私自身も何度となく元気をもらったことでしょうか。

そういった意味では、全てに感謝を申し上げます

どうぞご家族の皆様、素晴らしく輝く原石を持った子ども達を諦めないで下さい。たとえ、問題行動を繰り返し、家族を振り回しているパーソナリティ障害者だとしても、未だ発揮されていない輝ける才能を持っています。

微力ながら、皆様を見守り、お手伝いできるご縁を楽しみにしております。
ご家族だけでは、限界があることを理解し、勇気をもって当センターに声をかけて下さい。

そして一緒に歩み出せることを願っています。